簿記検定試験を始めて受ける方向けに試験のさいの注意事項をメモしておきます。
完全解答じゃなくてもOK
普段の勉強の仕方とも関係してくるため、実は重要です。
たとえば、3級で出題される精算表や試算表の問題の場合、解答欄全部がパーフェクトに埋められないと得点がもらえないかというとそうではありません。部分的に正解すれば、得点になる「部分点」というのが存在します。
「仕入」の損益計算書欄をご覧ください。
配点が「仕入」の損益計算書欄の900に振られているとします。
ここでは、「仕入」は費用なので損益計算書の左側(=借方)に書くべきなのですが、誤って右側(=貸方)に書いてしまっています。
このように書く場所を誤ってしまった場合は、もちろん得点とはなりません。
では、次はどうでしょうか?
この例では、配点がある「仕入」の損益計算書欄は正しく左側(=借方)に記入されているのですが、整理記入欄を借方、貸方逆にして誤って記入してしまいました。
このような場合でも、配点が振られているのが「200」「100」ではなく、損益計算書欄の仕入、借方「900」である場合、得点となります。
整理記入欄の記入が誤っていると本当は損益計算書欄も誤っているはずなのですが、運よく書き間違いが重なって正解になるということもあるわけです。
このように簿記の試験では、「部分点」がもらえる場合があるので、
- 借方、貸方を間違えないように慎重に記入する
- 配点がある箇所さえ合っていればいいので、下書き用紙に下書きを全部書き終わってから答案用紙に記入するのではなく、問題文資料を一つずつ仕訳をして、答えがわかった部分から順番に、一つずつ答案用紙に記入する
この2つを覚えておきましょう
答えがわかったらすぐ書く!
これが重要です。
ちなみに、
仕訳問題では、勘定科目の漢字を誤ると不正解とされる可能性がありますので気を付けましょう。
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