仕訳問題を解くとき問題文を全部読んでいませんか?
長い問題文を全部丁寧に読んでいたのでは時間がかかってしまい、かえってポイントがぼやけてしまいます。
問題文は全部丁寧に読む必要はありません。
仕訳に必要なキーワードだけを拾い読みしていけばいいのです。
問題文からキーワードをひろう練習を、過去問をアレンジした問題でやってみましょう。
第136回日商簿記2級仕訳問題3
赤でマークした部分をもとにどのような仕訳になるかを考えます。
キーワード
問題文からキーワードを拾っていくと
「小切手を振り出して」と「その支払いは翌月末払いとした」というように支払方法についての記述があります。
「小切手を振り出して」支払った場合は
当座預金⇒資産⇒資産の減少=貸方
「その支払いは翌月末払いとした」場合は
商品代金以外の後払い⇒未払金⇒負債⇒負債の増加=貸方より
(借方)
(貸方) 当座預金 4,000
(貸方) 未払金 6,000
(貸方) 当座預金 4,000
(貸方) 未払金 6,000
となります。
「研究開発部門の人件費」「研究開発用の材料の購入代金」「研究開発目的のみに使用する実験装置」はいずれも研究開発費で処理します。勘定科目群には備品がありますが、実験装置を備品としないように注意しましょう。
研究開発費⇒費用⇒費用の発生=借方
なので、解答は
(借方) 研究開発費 10,000
(貸方) 当座預金 4,000
(貸方) 未払金 6,000
(貸方) 当座預金 4,000
(貸方) 未払金 6,000
となります。
問題文全体を掲載します。
どのような仕訳になるのか、あらためて考えてみましょう。
まとめ
いかがでしょうか?
試験本番は時間も限られているので、わかるところから書いていくのが鉄則です。
研究開発費は出題されたら必ずできるようにしておきましょう。
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