日商2級138回出題予想のまとめです。
過去の出題予想記事
出題予想の考え方
忙しい社会人の方が試験範囲を網羅した勉強の仕方をするのは大変です。
最近の出題傾向から出題されそうな論点は予想ができるので、まずは出題が予想される論点から勉強しましょう。
出題が予想される論点を中心に勉強し、問題を繰り返し解いたりして、その論点を得意にしてしまいましょう。
そうすると、これが出れば合格できるという自信が生まれます。
これならできるという自信を付けた状態で別の論点の勉強に進むようにすると効率よく勉強を進められます。
予想は外れる場合もあります。
特に工業簿記は得点源にしたいところなので、最終的には予想論点以外もできるようにがんばりましょう。
第138回日商簿記2級出題予想
第1問仕訳問題
第4問工業簿記
2級の合格のカギは工業簿記にあります。
工業簿記は商業簿記と比較するとやさしいので、工業簿記を得意にして得点源とすることも可能です。
第4問では、原価を分類し集計するタイプの問題がよく出題されています。解答形式としては仕訳を問うものが多くなっています。(129回でも一部仕訳を聞いています。)
前回は製造原価報告書と仕掛品勘定の記入が問われていたので、今回は仕訳問題の出題が予想されます。
出題予想
出題論点 費目別計算
解答形式 仕訳
対策問題
- 132回第4問
- 136回第4問
簿記2級工業簿記仕訳問題の練習用”簿記2級仕訳問題集"をどうぞ
また、2級工簿 仕訳過去問題 | 簿記2級問題集(外部リンク)もごらんください。
工業簿記は得点源にしたいので、予想が外れたときのことも考え、本社工場会計や部門別計算の対策もしておくといいでしょう。
対策問題は
- 131回第4問
- 133回第4問
- 129回第4問
- 135回第4問
です。
第5問工業簿記
第5問は、全部原価計算と直接原価計算の違いを問う問題が2回に1回の割合で出題されています。
前回は出題されませんでしたので、今回も全部原価計算と直接原価計算の比較問題が出題が予想されます。
それ以外では、総合原価計算のうちのどれかが出題される可能性があります。
出題予想
出題論点 全部原価計算と直接原価計算
解答形式 貢献利益等を記入する形式
対策問題
- 132回第5問
- 134回第5問
- 136回第5問
を優先し繰り返し解いておくのが効果的です。
ただ、総合原価計算の出題も考えられるので、
- 128回第5問
- 129回第5問
- 130回第5問
- 131回第5問
- 137回第5問
まで解いておくと安心です。
さらに、標準原価計算が出る可能性もないとは言えないので、
- 126回第5問
- 127回第5問
- 135回第5問
まで目を通しておきましょう。
工業簿記はやれば必ずできるようになります。最後まで粘ってがんばりましょう。
第2問商業簿記
第2問は、問題文資料に伝票を並べた図を示し答案用紙の仕訳日計表を作成させる形式か、最近では銀行勘定調整表を作成させる形式の問題の出題が続いています。
前回137回で銀行勘定調整表の問題が出されていますので、今回は伝票(推定)から仕訳日計表の問題が出題される可能性が高いと思います。
出題予想
問題文資料 伝票(推定)
解答形式 仕訳日計表 元帳
対策問題
- 133回第2問
- 130回第2問
を解いておくと対策として有効です。
ただ、いきなり推定が入った問題から解くのは難しいという場合は、推定のない130回第2問を解いてから133回第2問に挑戦するとスムーズに勉強できます。
第3問商業簿記
過去10回の解答形式を見ると、精算表が4回、損益計算書が3回、合併P/L(合併B/S)が3回となっています。
前回は損益計算書が出題されており、本支店会計の出題は3回に1回のペースとなっていることから、今回は精算表が出題される可能性が高いと言えます。
次に問題文資料をあわせて見ると、決算整理事項等ー精算表の組合せが最も多く4回となっており、今回はこの組み合わせで出題される可能性が高いといえます。
第1予想
問題文資料 決算整理事項等
解答形式 精算表
第2予想
問題文資料 本店・支店の前T/B
解答形式 合併P/L、合併B/S
対策問題
- 128回第3問
- 132回第3問
- 135回第3問
を優先し繰り返し解いておくのが効果的です。
また、本支店会計対策としては、
- 133回第3問
をやっておけばいいでしょう。
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