第138回日商簿記検定まで、あと2か月
11月16日の日商簿記検定までちょうど2か月となりました。
勉強が順調に進んでいるという方もいれば、仕事などで忙しくなかなか思うように準備ができていないという方もいらっしゃると思います。
簿記講座を受講されている方にうかがっても、準備が思うように進んでいないという方のほうが多いことが普通です。
簿記の場合、電卓を使って計算し数字を答案用紙に書いていくという試験の性格上、知識が完ぺきでも計算ミスがあると得点にならないという怖いところがあります。
ただ計算の仕方をしっかりマスターしておけば、「この計算は確かに合っているはずだ。だからこの数字も正しいはずだ」という自信をもって解いていくことができます。
2級合格のポイントは工業簿記
日商2級では、商業簿記と工業簿記という2科目が出題されますが、合格のカギを握るのは工業簿記です。
配点こそ第4問20点、第5問20点の合計40点で、商業簿記よりも少ないですが、問題自体は商業簿記よりもやさしいため、40点中35点以上の高得点を取ることも不可能ではありません。
もし工業簿記で35点確保できたら、商業簿記は60点満点中35点をとれば合格できることになります。
このように問題が比較的やさしい工業簿記で得点を確保することが2級合格のカギとなります。
工業簿記の勉強が進んでいない
ただ通常の簿記講座では、最初に商業簿記を勉強し工業簿記は後回しになってしまうため、工業簿記の勉強が手薄になって苦手意識をもって試験に臨んでしまう人が少なくありません。
問題が簡単なだけにこれはとてももったいないことです。
工業簿記から始める簿記講座
そこで工業簿記を優先的に学習し、あと2か月で合格に間に合わせるプランを考えてみました。
これから試験日の11月16日に間に合うよう、工業簿記から問題と解答・解説を順次配信していくことにします。
基本的な知識の確認にぜひお役立てください。