心理カウンセラーの心屋仁之助さんによる新刊本です。
心屋さんの心屋塾Beトレでも、お金を取り上げた回は人気があるそうです。この本では、心屋さんが自身の経験から見つけた「お金に困らなくなる方法」について書かれています。
タイトルからすると一見簿記と何の関係があるのかと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、試験まで少し時間がある今、お金の本質について実務的な観点以外からいろいろ考えてみるのも良いと思います。
会社の経理部門などにいると、会社という組織ではお金が水の流れのように出たり入ったりしていることを実感することになります。簿記は実際お金の計算を扱う分野なので、このような本を読んでおくと頻繁にお金が流れている会社のような組織で自分はどのように振る舞えばいいのかイメージしやすくなるかもしれません。
「はじめに」の一番最後の言葉がとても印象的です。
お金にふり回されたり、お金に支配されたり、お金で不安になったり、お金を怖がったりしない毎日が、きっと送れるようになります。
そして気づいたら、がんばってないのにお金がいっぱい入って、困らない人になっていた。そんなひとにあなたもなれるはずです。
目次を見るだけで興味深そうな内容ばかりですが、「第4章 お金が入る「あり方」とは何か」の中の
- 子どもに持て余すくらいのお金、10万円のお年玉をあげたら、どうなるか?
- 娘の10歳の誕生日に1万円を渡しました。この1万円を、1日で使い切る、ときめくことにだけ使う、何を買おうが、何に使おうが、ママは一切口出ししない
という2つの体験談が印象的でした。
また
お金持ちになる本を読んでも、お金持ちになれない。どうしてか。
それはお金持ちになる「やり方」ばかり学んでいるからです。「やり方」をいくら学んでも、お金持ちにはなれません。
なぜなら「あり方」が間違っているから。
本当は「やり方」ではなく、「あり方」を変えなくてはいけないんです。
という指摘は、勉強の「やり方」を学んだだけでは勉強ができるようにならないのと似ているかもしれません。
他にも多くの気づきを与えてくれる素敵な本だと思います。
【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 お金についてどう思ってる?
「お金は汚い」と思う人にお金は寄ってこない
お金の入り口ではなく、出口を考えよう
ほか
第2章 そもそも 「お金」ってなんだ?
お金を使って、あなたが手に入れたいものは何だろう?
収入は自分で認める自分の価値に比例する
ほか
第3章 なぜお金が入らないのか?
それはあなたが受け取っていないから
その心のクセはどこからやってきたのか
ほか
第4章 お金が入る「あり方」とは何か
イソップ童話のキツネ状態になるな
お金は空気と同じ。「ある」ことに気づくことが大事です。
ほか
第5章 お金が入るようになる習慣
「お金基準」ではなく、好きか嫌いかで選ぶ
お金は「ある」ことにして行動する
一生お金に困らない生き方
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