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第139回日商簿記2級出題問題の率直な感想

昨日、139回日商簿記検定試験が実施されました。

受験されたみなさん、本当にお疲れ様でした。

今回の日商2級試験に関しては、今回は今までと出題傾向が異なって難しい問題だったとの声がネット上などであがっています。

139回日商2級問題の試験直後の反応

簿記検定ナビさんで実施している「第139回・日商簿記検定2級 受験生アンケート【簿記検定ナビ】」によると、

全体の難易度はどれぐらいでしたか?の質問に対して、

  • 「かなり難しかった」が最も多く、52.0%
  • 「やや難しかった」が次で、32.9%

という結果が出ています(2015/02/23 14:34:54時点)。

これによると、なんと8割以上の方が139回試験について難しいと感じたことがわかります。

 

また、パブロフさんによると、

<予想合格率>
今回は商業簿記で一部捨て問が出ており、第3問の計算量が多かったので、簡単だった工業簿記で満点近く得点できないと合格は難しいです。
合格率は30%程度ではないでしょうか。

と厳しい結果になることが予想されています(日商簿記第139回2月 3級 2級 出題・問題と解答、予想合格率|パブロフくんが日商簿記2級、3級を目指すブログ)。

 

今回139回試験の正式な結果発表が出ていないので、実際の合格率がどのような結果になるかはまだわかりません。

もし予想通り139回試験の合格率が下がるなら(あくまで予想ですが…)、前回138回検定試験も合格率が26.4%と難しい回だったので、難しい回が138回、139回と2回続いたことになります。

実際に受験してみて

実は、仕事の都合で私も今回の試験を本試験会場で実際に受けてきたのですが、ここまでの反応になるとはちょっと驚きでした。

確かに第1問の仕訳問題では過去に出題されていないような「見たことのない問題」が出されました。しかし第2問、第4問、第5問は比較的得点しやすい問題だったので、この3問で50点以上確保して、第1問、第3問で部分点を拾うことができればなんとか合格可能だと思ったからです。

ただこのような見方は結果論であり、受験指導を行っているような人の勝手な思い込みかもしれません。通常の受験生であれば多くの人がまず最初に解くであろう第1問が難しいと出鼻をくじかれてしまい、そのショックをひきずって他の問題を解くのに影響することを考えると、難しいと感じるのも無理のないことかもしれません。

139回試験は本当に難しかったのか

過去にはもっと極端に難しい回があったことを考えると、個人的には今回139回の日商2級の問題が本当に難しかったのかどうかちょっと疑問に思っています。

確かに「見たことのない問題」が出題されてはいますが、3級、2級をしっかり勉強した人なら、簿記の基本的な考え方を思い出しながらなんとか合格点をもぎとって欲しい問題だというのが率直な感想です。

見たことのない問題が出題されたときの対策を考えてみる

ただそれは受験指導をする側の傲慢な見方で、今回の問題が難しいものであることはアンケート結果等が示す通り間違いないのだろうとは思います。

ここで一つ注意しておきたいのは、その「難しさの原因がどこにあるのか」ということです。

本当に問題自体が難しかったのか、それとも何か別の要素があって「本当は解ける問題なのに難しく見えてしまうのか」(私は後者だと思っています)は考える価値があるでしょう。

というわけで、これから姉妹サイト簿記検定WEB上で今回の139回2級試験の詳細な解説と分析を行い、その上で次回140回試験にどうやって臨めばいいのか、まとめてみようと思っています。

記事をあげる度にこのブログで告知していこうと思います。今回の試験の振り返りを今すぐやりたいという方は記憶の新しいうちすぐにでも、試験で疲れたのでちょっと休みたいと思っている方は少し休みをとってから、ご覧いただければ…と思います。

いずれにせよ、まずはゆっくり休みましょうね。

 

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