仕訳問題を解くとき問題文を全部読んでいませんか?
長い問題文を全部丁寧に読んでいたのでは時間がかかってしまい、かえってポイントがぼやけてしまいます。
問題文は全部丁寧に読む必要はありません。
仕訳に必要なキーワードだけを拾い読みしていけばいいのです。
問題文からキーワードをひろう練習を、過去問をアレンジした問題でやってみましょう。
第136回日商簿記2級仕訳問題2
赤でマークした部分をもとにどのような仕訳になるかを考えます。
キーワード
問題文からキーワードを拾っていくと
「仮払法人税等で処理していた」分については決算で振り替えます。仮払法人税等⇒資産⇒資産の減少=貸方
(借方)
(貸方) 仮払法人税等 70,000
(貸方) 仮払法人税等 70,000
となります。
当期の法人税¥100,000、住民税¥20,000、事業税¥30,000は法人税等として計上します。
法人税等⇒費用⇒費用の発生=借方
差額は、未払法人税等⇒負債⇒負債の増加=貸方
なので、解答は
(借方) 法人税等 150,000
(貸方) 仮払法人税等 70,000
(貸方) 未払法人税等 80,000
(貸方) 仮払法人税等 70,000
(貸方) 未払法人税等 80,000
となります。
問題文全体を掲載します。
どのような仕訳になるのか、あらためて考えてみましょう。
まとめ
いかがでしょうか?
試験本番は時間も限られているので、わかるところから書いていくのが鉄則です。
法人税等の処理は出題されたら必ずできるようにしておきましょう。
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