斉藤孝さんの『地アタマを鍛える知的勉強法』から、いい言葉を見つけましたので、紹介します。
勉強すると、人にやさしくなれる
意外なようですが、私は、知的な勉強法を続けることで、情の世界が理解しやすくなると思っています。なぜなら、現代人の複雑な感情の理解は、物事を冷静に整理することによってなされるものだからです。何か揉め事があった時、自分自身を騒動の渦中から離れたところに置いて、対話しながら相手の感情をはかります。知的な人間ならば、ぶつかり合うこともなく、少し俯瞰した立ち位置から対策案が立てられるはずです。
勘定を理解することは非常に大切です。他人を愛する、そのもとになるのが理解力ではないかと、私は密かに思ってきました。理解を必要としない愛はもちろんあります。しかし、大切なのは、理解によって、「許せない!」という不寛容を乗り超えることです。
「不寛容から寛容へ」。これこそキリストやブッダが説いたことです。そう考えると、理解力がどれほど人に対してやさしくなれる素地となるかを、もっと認識したほうがよいと思います。
『地アタマを鍛える知的勉強法』53から54ページ
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