こんにちは!
今日は138回検定試験で出題可能性の高い「直接原価計算・CVP分析 問題No.1 (その2)」の解き方をマスターしましょう!
図があるのでポイントが一目でわかりますよ。
問題
当月から製品Aを製造し、そのすべてを完成し販売した当社では、当月の売上高の20,000円に対して、総原価の各費目を変動費と固定費に原価分解した結果、次のとおりであった。
設問3 原価分解の結果を利用し、当月の貢献利益を計算しなさい。
設問4 原価分解の結果を利用し、当月の損益分岐点売上高を計算しなさい。
設問5 当月に営業利益 6,000円を達成するために必要であった売上高を計算しなさい。
設問3解答・解説
変動費
1 6 00 +
3 00 +
5 00 +
1 00 0 +
3 00 0 +
2 00 +
1 4 00 =
8,000
まず変動費合計を求めると、8,000円です。
変動費は売上高と比例関係にあるので、売上高が増えると変動費も増えます。
8 00 0 ÷ 2 00 00 =
0.4
なので、変動費と売上高の間には、
変動費 ÷ 売上高 = 0.4
という関係があります。変形すると
変動費 = 売上高 × 0.4
また、貢献利益とは、売上高から変動費を引いた金額のことをいうので、
貢献利益 = 売上高 - 変動費
貢献利益 = 売上高 - 売上高 × 0.4
貢献利益 = 売上高 × 0.6
なので、
2 00 00 × 0 ・ 6 =
12,000
が設問3の解答となります。
設問4解答・解説
損益分岐点売上高は、貢献利益から固定費を引いたときの金額が0のときの売上高をいいます。
貢献利益 - 固定費 = 0
です。
貢献利益 = 売上高 × 0.6
なので、
売上高 × 0.6 - 固定費 = 0
固定費
8 00 +
5 0 +
2 3 00 +
3 5 0 +
2 00 0 +
3 5 00 =
9,000
固定費のところに金額を入れると
売上高 × 0.6 - 9,000 = 0
です。
売上高 × 0.6 = 9,000
売上高 = 9,000 ÷ 0.6
= 15,000
設問4の解答は15,000です。
設問5解答・解説
当月に営業利益 6,000円を達成するために必要であった売上高を求めます。
売上高 × 0.6 - 9,000 = 6,000
となるような売上高です。
売上高 × 0.6 = 6,000 + 9,000 = 15,000
売上高 = 15,000 ÷ 0.6 = 25,000
1 5 00 0 ÷ 0 ・ 6 =
25,000
設問5の解答は 25,000 です。
まとめ
出題可能性が高いところになりますので、計算の仕方をしっかり押さえておきましょう。
このあと132回の第5問を解くと効果的です。
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