こんにちは!
今日は出題可能性100%、精算表問題で必ず出題される「売上原価の計算」をマスターしてしまいましょう!
図があるのでポイントが一目でわかりますよ。
必ず問われる決算整理仕訳
精算表問題では、決算整理仕訳を問う問題が必ず出題されます。
今回はその中から売上原価の計算を取り上げます。
売上原価の計算・まずはココを見よう!
売上原価の計算については、次のように問題文に資料があります。
おなじみの言葉にアンダーラインを引きました。
簿記3級の精算表の問題では、
売上原価は、「仕入」の行で計算すること。
という文言が毎回のように登場します。
これをわかりやすく言い換えると
「仕入」の金額を売上原価の金額になるように修正しなさい。
ということです。
余計にわかりにくくなったかもしれないので、さっそく説明していきましょう。
「しくりくりし」を丸暗記
3級を受験される方のうち売上原価の計算の意味をしっかり理解している人の方がむしろ少ないので、決算整理仕訳を暗記して済ませるという手があります。
「しくりくりし」とは、「仕入、繰越商品、繰越商品、仕入」の頭文字をとったもの。
この呪文を覚えてなんとか仕訳が書けるようにします。
(貸方) 繰越商品 ×××
(借方) 繰越商品 △△△
(貸方) 仕 入 △△△
この仕訳を書いたら、×××には、期首商品の金額、△△△には、期末商品の金額を記入すれば完成です。
これで大抵の場合は大丈夫でしょう。
「しくりくりし」の「仕入」の意味
ただし、せっかくなので決算整理仕訳の意味も少し確認しておきます。
「仕入」と「繰越商品」の2つの勘定科目が出てきますが、「仕入」について確認していきます。
まず答案用紙残高試算表欄に書かれている金額の意味は次のようになります。
特に残高試算表の繰越商品が期首商品の金額になることはしっかり覚えておきましょう。
(貸方) 繰越商品 ×××
(借方) 繰越商品 △△△
(貸方) 仕 入 △△△
この仕訳の一つ目の借方仕入の意味は、期首商品の金額を仕入に加算するためのものです。すると、
(借方) 仕 入 290 ←期首商品
となり、もともとあった「仕入」(当期仕入)に期首商品の金額が足されて、「仕入」が全商品の金額を表すように変わります。
もしすべての商品が売れ、売れ残りがないのであればこのままでいいのですが、商品は期末にいくつか売れ残るのが普通です。
売れ残った分については、費用ではないためその分を「仕入」から減らします。
「仕入」は費用で、これを減らすので、「貸方 仕入」と仕訳することになります。
(借方) 仕 入 290 ←期首商品
(貸方) 仕 入 350
この結果、
「仕入」=3,150+290-350
=3,090
となり、¥3,090が「仕入」(売上原価)の金額とわかります。
「仕入」を全商品の金額にしてから、期末を引く
と押さえておきましょう。
まとめ
今回は売上原価の計算について見てきました。
毎回必ず出題されるので、しっかり見ておきましょう。
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