こんにちは!
今日は出題可能性100%、精算表問題で必ず出題される「固定資産の減価償却」をマスターしてしまいましょう!
図があるのでポイントが一目でわかりますよ。
必ず問われる決算整理仕訳
精算表問題では、決算整理仕訳を問う問題が必ず出題されます。
今回はその中から固定資産の減価償却を取り上げます。
固定資産の減価償却・まずはココを見よう!
減価償却については、次のように問題文に資料があります。
アンダーラインを引いた部分ですね、重要なのは。
残存価額がゼロなのか10%なのかをまず確認しましょう。
ちなみに減価償却費を計算するために必要な取得原価の金額は、答案用紙に載っています。
答案用紙の一番左、残高試算表のところに載っている金額が取得原価となります。
減価償却費の計算の仕方
それでは、早速減価償却費の計算です。
備品から行きましょう。
残存価額ゼロなので、取得原価をそのまま耐用年数の6年で割れば求めることができます。
したがって、
6 0 0 ÷ 6
=
で 100 が備品の減価償却費の金額となります。
次は建物です。
建物は残存価額10%なので、取得原価に0.9をかけ、減価償却される全体の金額にしてから耐用年数の30年で割って求めます。
したがって、
1 5 0 0 ×
0 ・ 9 ÷ 3 0
=
で 45 が建物の減価償却費の金額となります。
答案用紙に記入する順序
減価償却費を記入する場合は、答案用紙に記入する順序を工夫すると解答時間を短縮することができます。
たとえば、
1.備品の減価償却
6 0 0 ÷ 6
=
ここで画面に表示されている 100 を備品減価償却累計額の修正記入欄の貸方に記入します。
2.建物の減価償却
1 5 0 0 ×
0 ・ 9 ÷ 3 0
=
ここで画面に表示されている 45 を建物減価償却累計額の修正記入欄の貸方に記入します。
3.減価償却費の合計を求める
GT
を押すと、画面には減価償却費の合計が 145 と表示されます。
減価償却費は費用なので
この減価償却費の合計を修正記入欄の減価償却費の借方に記入します。
減価償却費については、修正記入欄に書かれたこの合計金額を損益計算書の借方にそのまま記入します。
4.建物減価償却累計額と備品減価償却累計額の合計を求める
建物減価償却累計額と備品減価償却累計額については、
残高試算表の金額に修正記入欄に記入した金額をプラスして、貸借対照表欄の貸方に記入します。
減価償却累計額は貸方の科目なので、貸方で増えると覚えておきましょう。
9 0 0 + 4 5
= 945
2 0 0 + 1 0 0
= 300
まとめ
今回は固定資産の減価償却について見てきました。
電卓技は GT 機能を1回使うだけですので、ぜひマスターしておきましょう。
CASIO 実務電卓12桁 ジャストタイプ JS-20WK
カシオ計算機 実務電卓 12桁 ジャストタイプ 検算機能付き ブ JS-20WK
- 出版社/メーカー: カシオ計算機
- 発売日: 2004/12/10
- メディア: オフィス用品
- 購入: 3人 クリック: 35回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
SHARP 実務電卓 ナイスサイズタイプ EL-N942CX
↓ 減価償却の計算がわかったという方はクリックで応援お願いします!