ここまで、
を見てきました。
商店が毎日営業している中、
取引があったら、その都度仕訳帳に仕訳し、
すかさず総勘定元帳の勘定口座に転記します。
この「取引→仕訳→転記」を日常の手続きとか期中取引といいます。期中取引の処理は仕訳の方法と勘定記入の方法で見てきました。
精算表とは
上記の日常の手続きが間違いなく行われていたどうかを検証するため、試算表を作成します。これについては、合計試算表の作成と残高試算表の作成で基本的な内容を見てきました。
この試算表を作る過程の中で、検証がなされ誤っているものは修正され、記帳が正しいことが確認されていきます。
そして、この次に行われるのが、精算表の作成ということになります。
簿記の手続きは、期中取引の記帳だけでは終わりません。期末に、決算整理仕訳を行う必要があります。
精算表は左から、残高試算表欄、整理記入欄、損益計算書欄、貸借対照表欄と並びます。
まず残高試算表欄に勘定口座の残高を記入し、整理記入欄に決算整理仕訳を記入し、その仕訳の金額の分だけ勘定科目ごとに加算・減算され最終的に損益計算書欄、貸借対照表欄に記入されていくことになります。