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【2級工簿仕訳No.12】素材の消費価格差異を計上した。当月は製造指図書#109のために素材800個を消費したが、材料費の計算には1個当たり45円の予定消費価格を用いている。また、素材の実際払出価格は39,000円であった。原価差異勘定を用いること。

解説・解き方・問題文から勘定科目抽出

 

材料費の予定配賦

材料費…予定配賦の場合、材料を減らすから「貸方 材料」となり、予定消費価格を用いて計算します。

(借方) 
  (貸方) 材 料 36,000

一方、実際払出価格は、材料元帳の記録から39,000円であることが判明します。

(借方) 
  (貸方) 材 料 39,000

すると、実際には39,000円分の素材が消費されているにも関わらず、予定消費価格を用いた計算では、36,000円しか払い出されていないことになり、差異が発生します。

 

予定消費価格を用いた場合、会計処理としては、

(借方) 
  (貸方) 材 料 36,000

というように、「貸方 材料 36,000」と仕訳されている状態です。

これでは、実際払出価格の39,000円よりも少ないので、実際の39,000円払出したようにするため、貸方に差額分追加で仕訳します。

(借方) 
  (貸方) 材 料 3,000

この仕訳を行うことによって、実際払出価格に修正することができます。

ポイントは、

実際の金額に合わせる

ことです。

また、空欄となっている借方には問題文の指示により、原価差異勘定を記入します。

(借方) 原価差異 3,000
  (貸方) 

 

解答(借方と貸方を合体)

(借方) 原価差異 3,000
  (貸方) 材 料 3,000
 
原価差異勘定が借方⇒借方差異
と言います。差異が借方にあったら借方差異となります。
 
 

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